本書は、易占で客を鑑定するための手引き書である。 プロ・アマの易者が持ち寄った、バラエティ豊かな占例を用意している。 これらの占例を参考にして、易占鑑定の技術を学んでいこう。 特に、次のような方にお勧めする。 ① 易占をひと通り学んだが、実際に占うと判断に迷う。 ② 「吉です・凶です」のように、単純な占断になってしまう。 ③ 客に話すネタが無く、鑑定がすぐに終わってしまう。 どうだろう、お心当たりがおありだろうか? 「ある」と答えた方も、心配は御無用だ。 多くの占例に触れることで、①〜③の症状は改善できる。 今後『周易占例集』は、シリーズとして続刊を順次発行する予定だ。 乾為天から火水未済まで、100件以上の占例を紹介していく。 これらの占例を読むことで、様々な相談に対応する技術が身に付けられる。 「客を占えるようになりたい!」 という方には、役立つ内容だ。 もちろん、生きた占例が読みたい!という読者も大歓迎である。 本文ではイラストや図解を使い、分かりやすさを心がけた。 また「客の話を鵜呑みにすべからず!」 のように、現場で役立つトピックスも、どんどん紹介してゆく。 こちらもぜひ鑑定に役立ててもらいたい。 第1巻では、占例を読むのに必要な基礎知識の解説に重点を置いた。 紹介するのは、タイプの違う2つの占例だ。 占例1 「薬物取締法違反 芸能人A氏の今後」 得卦の彖辞・彖伝・大象伝・爻辞・小象伝の全文を解釈した濃厚な内容。 占例2 「どの肛門科へ行けばよい?」 得卦の象(形)から、病院選びをした象占。 どちらも、お楽しみに。 第2巻以降は、乾為天から順に占例を紹介していく。 皆様のお眼鏡にかなえば、今後ともお付き合いをお願いしたい。 易占研究家 大山 福竜
Category: I Ching
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